大船渡市の独自の認定制度「大船渡市さんま焼き師」の資格をとった細浦地区再生協議会のメンバー、そして細浦復興支援チームの金子先生が、さんま焼きに腕をふるっていただきました。
これはさんま焼き師だけが、着られるシャツ。
こんな感じの焼き目がつくのは、「さんま焼き師」の腕のみせどころ。
3時間さんまを焼き続けた支援チームの金子先生。本職は東京の行政書士です。この日は、大船渡市のPRシャツを着て自宅から電車に乗って会場入り。
今年の夏に大船渡市までさんま焼き師資格の講習と試験を受けに行き、立派なさんま焼き師に。
サンマには「カボス」をつけて来場者に提供。
これに大船渡特産のわかめもつけました。
大船渡特産のわかめです。歯ごたえがあって、お客さんにも大変好評でした。
ちなみに地元産の「おおふなとわかめ」は会場で販売。
10時の開始前からお客さんの行列ができました。さんま焼きの煙は、学園祭の会場を席巻。さんま焼きの香りに引き寄せられたのか、多くのお客さんがお越し下さいました。
行例は最高で60名。お待たせし申し訳ありませんでしたが、500尾のさんまをどんどん焼いて、皆さんにお召し上がりいただきました。
おそらく「戸定祭」の各出店のなかでも、一番の集客だったのでは。
大船渡市役所からも2名の職員に支援いただき、さんま焼きの裏方役をはじめ、大船渡市のPRにつとめていただきました。
午後からのシンポジウムでは、大船渡市の戸田公明市長からのメッセージを代読いただきました。
大学側のホスト役を務めていただいた齋藤雪彦先生の研究室の学生が売り子を努めてくれました。
細浦地区再生協議会のおそろいの青いはっぴを着て、頑張っていただきました。
午後1時からは「復興シンポジウム at 戸定祭:震災7年目を経て、あらためて震災と復興を語る-岩手県大船渡市細浦地区からの声-」を開催。
シンポジウムを企画した支援チームの齋藤雪彦先生からの趣旨説明。
教室がほぼ満室に。大船渡市出身で東京、千葉方面にお住まいの方々に多くお越しいただきました。
細浦地区再生協議会の岩脇会長からの挨拶。
トップバッターは、東日本大震災時には消防で活躍された元大船渡地区消防組合消防長の上野さんの講演。
続いては、大船渡市議会議員の滝田さん。
3人目は元大船渡市総務部長で、大船渡観光物産協会事務局長の金野さん。大船渡さんま焼き師の取り組みを中心にお話しいただきました。
最後に千葉大学園芸学部の岩崎寛先生から、この日のシンポジウムの講評とまとめをいただきました。
この日の3名からいただいお話は、自然災害が頻発する日本において必ず他の地域にも参考になることであり、語り継ぐことの重要性をお話しいただきました。